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今と昔では水分補給の意味が違う

ここ数年、日本の夏は異常とも言える暑さを記録しています。

20年くらい前の日本では30度を超えるという日は、8月に数回あるかないか、という程度でした。

地域によって暑さは違ってきますが、それでも最高気温が30度を超えるのはいちばん暑い昼間だけで、夕方になると少しズツ涼しくなり翌朝の午前中ともなればエアコンがなくても窓を開けていれば涼しかったのです。

朝6時30分にラジオ体操をしてもヒトが倒れてしまう様な暑さではありませんでした。

そのため、運動をしたら麦茶やジュースなどの冷たい飲み物で水分補給をすれば大丈夫でした。

野球やサッカーなどの運動量が多いスポーツでも、スポーツドリンクを飲んで日陰で休むだけで体に蓄積された熱を放出することができました。

水分さえしっかりととっていれば日射病にならない、と言われていて熱中症になるヒトはそんなにいませんでした。

ところが、今の日本は日射病を通り越して熱中症に簡単に誰でもなってしまう様な暑さなのです。

そのため、水分補給と言ったら昔の様にジュースや麦茶で大丈夫と言う時代ではありません。

最低でもスポーツドリンクと塩飴、ベストなのが経口補水液です。

経口補水液は、ブドウ糖が含まれているので大量の汗で体外に出てしまった電解質を補給することができます。

しかし、経口補水液はクセもあり、価格もスポーツドリンクよりも100円弱割高です。

そのため、経口補水液を常に持ち歩いて飲んでいるというヒトはあまりいませんが、屋外で仕事をするヒトは最低でも1本は仕事中に飲むコトが望ましいです。

熱中症は、本人が自分が熱中症と気付く様な症状ではありません。

激しいめまいがしてまともに歩くことができない、道中でパタンと倒れて救急搬送されて病院で処置をしてもらって、はじめて自分が熱中症だったということを知るヒトが多いです。

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