お薬を飲む時は白湯で飲んで下さい、という文面を目にすることがあると思います。
しかし、白湯と言っても都合良く白湯があるわけではないので、お水や飲んでいるドリンクで薬を飲んでしまう人が多いのではないでしょうか。
しかし、お薬の効果をいちばん発揮するのは白湯なのです。
熱湯だと飲む本人が喉を火傷してしまい、それでは意味がありません。
白湯は熱くもなく冷たくもなく、胃にかける負担が実はすごく減るのです。
しかも、飲んだお薬が胃の中で溶けやすく溶けるのも早いので、効果の効き目が早く出ます。
コーヒーにお砂糖を入れて飲む人なら想像ができるのではないでしょうか。
コーヒーを白湯、砂糖をお薬で考えてみてください。
熱々のコーヒーで砂糖を溶かしてしまうとスグに砂糖が溶けてしまいます。
これをお薬にすると、お薬が早く溶けてしまい効果の時間が減ってしまいます。
次にアイスコーヒーに砂糖を入れても、砂糖はなかなか溶けずコップの底に溜まってしまいます。
これをお薬にすると、冷たいお水でお薬を飲んでしまうと溶けるのに時間がかかってしまい、溶けきらない可能性もあります。
また時間がかかってしまい、次の薬を飲んだ時に消化しきれていないお薬と合わさって、お薬の服用量が増えてしまいます。
そこでさっきのアイスコーヒーの話しに戻ると、砂糖が溶けていないアイスコーヒーに砂糖を入れると砂糖が蓄積されてしまいます。
お薬も同じコトが言えるのです。
適温なコーヒーに砂糖を入れると砂糖は溶け、すぐに飲んでも火傷の心配がありません。
白湯とお薬の関係がそれに該当します。
またぬるければ何でも良いというわけではありません。
お薬とお茶では相性が悪く、効果がなかったり副作用が出やすくなったりします。
お薬を飲む少し前にカップや湯のみにお湯を入れて自然とお湯が冷めるのを待つのが、理想です。
食後に飲むお薬などは、少し工夫をして飲んでみるコトをオススメします。
白湯だとお薬の効果を悪くしたり強くしたりする作用もなく、カプセルなどには最適です。