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アイディアで生き残りをかける酒蔵

先祖代々からお酒を製造し販売している酒蔵は、お酒の売上げの減少や若者のお酒離れで廃業に追い込まれています。

お酒は、好みが分かれる飲み物です。

焼酎は飲めるけど洋酒は飲めない、ビールは好きだけど日本酒は嫌い、焼酎でも麦焼酎は飲めるけど芋焼酎は苦手で飲めない、日本酒よりもカクテルが好き、とヒトによって飲めるお酒、飲めないお酒は違っています。

さらに不景気でお財布に余裕がない家庭では、ビールよりも安い発泡酒で我慢しているという家庭はとても多いです。

そのためビールメーカーはビールの売上げよりも発泡酒や酒税が安い第3のビールの方が売上げを伸ばしています。

ビールメーカーもビールが売れなくて頭を抱えているなら、歴史が長い酒蔵からすれば売上げはもっと悪いのです。

そのため、何百年と守って来た家業を自分の代で終わらせてしまうヒトも少なくありません。

高くて美味しいお酒よりも安くて美味しいお酒が売れているのです。

しかし、中には1本の価格が高くても販売を再開したら1日で売り切れてしまうという酒蔵もあります。

酒蔵の中には、生き残りをかけてアイディアで勝負に出て、そのアイディアが大ヒットして、存続の危険性から離脱することができたという酒蔵もあります。

そのアイディアとは色々とありますが、ラベルのデザインを若者向けに変えてみた、1本のお酒の量を自宅で飲みやすい量に変えてみた、お酒の名前を斬新にモノに変えてみた、取引先に合わせたデザインや量に対応できる様にした、などです。

発想によってお酒のイメージや固定概念を変えるというのは、酒蔵にとっては難しいコトです。

そのアイディアで生き残れた酒蔵は時代のニーズに柔軟に対応ができた、と言っても過言ではありません。

アイディア次第で、売上げを伸ばすこともできれば下げてしまうこともあります。