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表現の自由がないCM

日本には『表現の自由』が法律で定められています。

絵や音楽、文学などにおいて戦争時代の様な規制をしてはいけないこととなっているため、年齢に相応しくない様な表現や描写があるモノは年齢制限を設けています。

日本では、年間のお酒の出荷率が低迷しています。

お酒を飲まないという若者が増えており、会社の新年会や忘年会などの席でお酌を断る新入社員が増えています。

今まではお酒が飲めないヒトも上司や先輩にお酒を勧められたら無理をしてでも飲んでいましたが、アルコールハラスメントが一般的になったことや飲酒運転の取り締まりが厳しくなったコトで、お酒を口にしないヒトが増えています。

アルコールハラスメントや飲酒運転が撲滅できることはとても良いことではあります。

とは言え、お酒を作って販売しているメーカーにとっては、お酒の売上げが減少してしまうことは企業にとって利益が下がってしまうので、あまり良いことではありません。

だからといってアルコールハラスメントや飲酒運転を促すことは決して許されることではありません。

そのため、少しでも若者にお酒を飲んでもらえる様にweb上での広告に力を入れています。

web限定の『氷結』のCMではアニメーションを採用し、若者世代に人気がある声優が声を担当しています。

ところが、この『氷結』のCMが子供にお酒を飲むコトを助長している、子供がお酒を飲みたがるなどのクレームが殺到し、公開が中止になりました。

『氷結』のCMが公開中止になったのは、アニメーションでCMを作ったコトではなく、有名な声優を使ったコトでした。

無名な声優が声の担当をしていれば、そこまで問題にならなかったのです。

日本では表現の自由があるにも関わらず、消費者の顔色ばかり伺っていては企業としてもCMが作りにくいのが現状です。