冬でしかも、特定の地域でしかできない冬ならではの楽しみがあることを知っていますか。
それは、氷上ワカサギ釣りです。
氷上ワカサギ釣りは、分厚い氷をのこぎりで円筒に穴をあけてそこに釣り糸を垂らしてワカサギを釣るという、釣りの楽しみです。
これが特定の地域でしかできないのには理由があります。
それは、氷上ワカサギ釣りは湖の上で行われるからです。
ボートに乗って移動しません。
湖の氷の上を釣り竿と椅子とバケツを持って歩くのです。
つまり、氷の下は氷点下の湖なので、万が一にも氷が割れてしまったら命を落としてしまう危険性がある、ある意味危険な釣りと言えば間違いではありません。
そのため、湖の氷がシッカリと厚く凍る様な寒い場所でないと氷上ワカサギ釣りはできないのです。
氷上ワカサギ釣りのベテラン者でも、その時の気候によっては氷が昨年よりも薄いから危険というヒトもいます。
特に地球が温暖化現象に伴い、湖の水温は年々上がっていると言われますが、私たち人間にとっては、上がっているのが分からないのが現状です。
そのため、昨年よりも春の訪れが早くやってくると、氷上ワカサギ釣りを楽しむことはほんの一瞬です。
人間が氷の上に乗っても、のこぎりで氷を切ったり割ったりしても湖の氷が崩れない程、がっちりとしていないといけないのです。
まれに予想を読み間違えて、氷の厚さが薄くなるのが早くて、釣りにきた釣り人が湖に落ちてしまう、大人と一緒にきていた子供がたまたま薄い部分に乗ってしまい湖に落ちてしまうこともあります。
氷上ワカサギ釣りは楽しい釣りではありますが、寒さが勝負の釣りなので少しでも暖かくなってから行こうとするのは危険なので絶対にオススメしません。