透明な透き通ったキレイなお水がペットボトルに入っています。
ペットボトルにラベルが貼ってないけど、見た感じからするとミネラルウォーターとしか思えない液体。
ミネラルウォーターかと思って、そのペットボトルの中の液体を飲んでビックリします。
ミネラルウォーターかと思っていたら、まさかのミルクティーの味だったりレモンティーの味だったり、はたまたコーヒーの味だったりするからです。
そう、今日本の清涼飲料メーカーでは、なぜか水の様な透明な飲み物が次から次へと発売されているのです。
それらの飲み物は全てキレイな透明でクリアなので、ペットボトルのラベルを見るか実際に飲んでみないと分からないのです。
人間には、味覚、嗅覚、視覚がありますが、これらのクリアな飲み物は全て視覚では分からないのです。
嗅覚もニオイを嗅いでみても分かりません。
それを判断するのは、味覚なのです。
あなたの味覚が正しいのか、ハッキリすると言っても過言ではありません。
飲んでも味が分からないけど、その商品を見たら分かると言う人は、視覚でモノを判断しているといえます。
そのため、視覚では判断がつきにくいものが出てくると、頼れるのは嗅覚と味覚だけになってしまいます。
ミネラルウォーターの味をミルクティーやレモンティー、コーヒーの味にしているのかと思っているヒトもいるかもしれませんが、ミネラルウォーターではないのです。
透明なミルクティー、透明なレモンティー、透明なコーヒーなのです。
そして、その透明ブームにあの大手の飲料メーカーも参入したのです。
それは、2018年6月11日にコカ・コーラーシステムから発売された『コカ・コーラクリア』です。
『コカ・コーラクリア』は、コカ・コーラが透明になった炭酸飲料なのです。
ペットボトルのデザインも透明なコカ・コーラに合わせた赤色の文字と白と透明でできています。
本来コカ・コーラの製品は本社があるアメリカで製品開発されますが、『コカ・コーラクリア』は日本で企画されたものです。
日本で企画されたものが、本社のあるアメリカで開発された珍しい1本なのです。
『コカ・コーラクリア』は普通のコカ・コーラを透明にしたのではなく、レモン果汁を加えてあるので、コカ・コーラと味は異なります。
日本では透明な清涼飲料水が流行となっていることもあり、『コカ・コーラクリア』の発売は大きな注目が集まりました。
コカ・コーラが透明になったということもあり、味にも期待されましたが実際に飲んだ人から味の評価はイマイチでした。
コカ・コーラの味ではない、氷で薄めたコカ・コーラの味だから美味しくない、といったものがほとんどでした。
多くのヒトが目を閉じて飲んだ時にコーラの味がすることを期待していただけに、味の評価がイマイチだったことは少し残念としか言い様がありません。