お水は限られた資源のひとつです。
そのため、夏になるとダムの水量が少ないと深刻な水不足となり、断水などの生活に支障が出てくる地域も少なくありません。
ところが、近年の日本の夏は猛暑ではなく酷暑とも言える様な異常な暑さです。
日射病ではなく熱射病で救急搬送される人が全国で相次いでいます。
暑さに弱いお年寄りだけでなく、普段から外でスポーツをしている若者でも熱射病となってしまいます。
さらに、酷暑が続いてしまうことでアスファルトに蓄積された熱が冷めることもないので、エアコンを稼働させていないと室内熱中症となってしまう人も多いです。
そのため、東京ディズニーランドやユニバーサルスタジオジャパンなど大きなテーマパークでは必ず水を撒くイベントやパレードを頻繁に行なう様にしています。
酷暑で暑いため、派手に服を着たままお水を被ったとしても1時間もしないうちに乾いてしまいます。
そのためパレードを見ている人やイベントに参加する人の多くは、水をかけられる最前線に出ています。
パレードやイベントで使用するお水の量は半端ではありません。
何トンといったレベルのお水をパレードやイベントで使用して、スタッフもお客さんもお水でびしょ濡れです。
こういったパレードやイベントをすることで、遊びに来ているお客さんが日射病や熱射病になりにくいコトを目的としている他、テーマパーク内の温度を下げることができます。
いわゆる打ち水効果としての効果が大きいのです。
テーマパークは人気のアトラクションともなれば1時間2時間待ちが当たり前となり、必ずしも日陰と言うわけではありません。
だからこそ打ち水効果で、待ち客の負担を減らそうとしているのです。
しかし、断水をしないといけない様な地域からは水の無駄遣い、そんなお水があるなら寄付してほしいという厳しい意見もあります。
限りある資源であるお水をどのように使えばベストなのでしょうか。